(初めての方は「蒼井空太のブラック研究室脱獄記」から読むことをおススメします)
さて、
大学に行かずにひたすらアルバイトを
探すことに精を出していた俺。
その後2、3日が過ぎたが、
結局俺が所属していた研究室の
准教授からは何のお咎めもなかった。
ひょっとしたら准教授は俺のことは
もう放置するつもりなのかもしれない。
それはそれで助かるけどな。
ただ俺を困らせていたのは
母親から毎日のように送られる
心配メールだ。
こればかりは本当にうっとおしかった。
だが、もし無視したら、
母親が再びヒステリックを起こす可能性がある。
俺の母親は息子のプライバシーなどはお構いなしに、
部屋をあさる傾向があるので、
今度は俺のマンションに突撃してくるかもしれない。
だから俺は、
母親からのメールには無難な返事を返していた。
でもこんな生活も
耐えられるわけもなく・・・・・・
うぜえ・・・・・・
俺は過度なストレスに悩まされていた。
だって四六時中俺のことを心配してるんだよ?
母親からつねに監視されていると思うと、
本当に気が気じゃなかった。
距離を置いてもなお、
俺にしつこくしがみついてくるんだから、
家族じゃなかったら完全にストーカーだ。
俺は我慢の限界だったので、
なにか自分を助けてくれるような本を
探すことにした・・・
◇
いくつか本を探したのち、
俺は矢野惣一さんという人が書いた、
「癒されながら夢が叶う!問題解決セラピー」
という本を買うことにした。
この本↓
で、この本がまた素晴らしかったんだ、これが。
もし、
「癒しになる本を選んでください」
って聞かれれば、
俺は真っ先にこの本を人に勧めるね。
それぐらい良かった。
なんでこんなに押しているかというと、
この本に書かれている
イメージ療法
ってのが
かなり具体的で、
本当に効果があったから。
それではこの本の中で
俺がビビッと来た本文をご紹介しよう。
「みんなと仲良くする」というのは大間違い
「みんなと仲良くしなさい」。
私たちは子どもの頃、
親や教師から、そう言われました。
偉い人の本を読むと
「すべての人を大事にしなさい。
すべての人を愛しなさい」と
書かれています。
心理療法家として断言します。
この考えは間違いです。
あなたのことを誹謗中傷する相手。
あなたが本音を言った時、あなたを非難したり嫌悪する相手。
あなたを物のように、自分の都合であつかう相手。
本当は好きでもないのに、その人から何かが欲しいから一緒にいる相手。
あなたが望んでいないのに、あなたを助けよう変えようとしてくる相手。
そんな人とは付き合わない!
それが、良好な人間関係を築くために必要不可欠なことなのです。
もちろん、誹謗中傷とアドバイスをきちんと区別することを忘れないでください。
アドバイスは、あなたを肯定したうえで、
改善策を提示してくれるものです。
誹謗中傷は、あなたを否定し、あなたを自分の都合がいいように変えようとするものです。
あなたは、どのような人の役に立ちたいですか?
あなたは、どのような人を応援したいですか?
その人たちと優先して付き合いましょう。
そうすれば、同じ目的を持った人がいつのまにか集まって、
大きな力を生み出します。
俺はこの文章を読んで、
すごく救われたなあ。
なぜなら、
もう母親を大事にしなくていいよ
と言ってくれているような気がしたから。
俺はなんだかんだ言って、
俺は家族を捨てることに
罪悪感を感じていた。
あの福山雅治さんだって、
「毎年母の誕生日には花を贈る」
みたいなこと言ってるし、
リリーフランキーさんだって
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
という小説で
母と子との感動のストーリを書いてるからな?
だから俺はそういう世間一般の
「母親は大事にすべきだ」
とか
「産んでくれた恩を返すべきだ」
っていう考えに苦しめられて、
罪悪感につぶされそうになっていた。
でも、この本を読んで、
変わった。
大事にしなきゃいけないのは、
息子の意見をきちんと肯定してくれる母親。
息子に過度な心配をしない母親。
息子を信じて自由にさせてくれる母親。
だけなんだ。
俺の母親は、
そういうのとは
大きく逸脱していた。
俺の母親は、
どっぷり俺に依存していた。
自分の身体をないがしろにし、
俺の世話を焼くことばかりに注力した。
家族そろった食事の際には、
職場の先輩の悪口や愚痴ばかり口にしていた。
母はどんどんやせ細っていき、
自分の人生を楽しむ代わりに、
俺の人生をのっとり、
自分の想像通りの人生を
俺に歩ませ、
とことん俺に構ってもらうことを望んだ。
俺が母親の想像から外れたことをすると、
・ヒステリックを起こす
・泣く
・息子のプライバシーを平気で侵害する
・父親にチクって怒鳴らせる
などの行為をしてきたし、
今までだって、
・過度な世話焼き
・心配性
・頼んでもいないのに月に1回、野菜やカップ麺などの仕送りを送りつけてくる(メールで「お母さん、送ってくれてありがとう」と返信を送らないとブチ切れる)
・毎日のようにメールを送りつけてくる
このような
迷惑行為を連発してきた。
正直やめてほしかったし、
仕送りだって、
ハッキリ言ってお金以外は迷惑だった。
俺はこのころから自分の母親に疑問を抱くようになっていた。
(あれ、こいつ正直いないほうがいいんじゃね?)
と思うようになっていた。
◇
それからも俺は、
この本を読み進めていった・・・。
そして、
出会うんだ。
そのころの俺を大きく救ってくれることになる
「イメージ療法」に・・・。
次回
「毒親に対する罪悪感をキレイにゼロにしてくれるイメージ療法『癒されながら夢が叶う!問題解決セラピー』」
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