(初めての方は「蒼井空太のブラック研究室脱獄記」から読むことをおススメします)
さて、
両親が実家へ帰り、
ワンルームマンションで一人きりになった俺。
この時はようやく一人に戻れたっていうので、
すごい解放された気分だったなぁ
両親の存在が俺にとって
そうとうストレスだったみたいだ。
改めて親を捨てる決断をして本当に良かったと思う。
俺は孤独が大好きなので、
誰かと一緒に共同生活を送るというのは、
生理的に無理なのだ。
たぶん結婚も無理だろうな。
とまあ、俺は久しぶりの自由を満喫していたんだが、
そろそろまじめモードに移行しよう。
学校が始まるまではあと1週間ほどあるので、
俺は
自分が生きていくうえで必要になる生活費
と、
アルバイトを探すことにした。
大学に戻るつもりは一切ない。
俺はさっそくA4用紙とボールペンを取り出し、
必要経費を計算することにした。
まずは1か月間で必要なお金だな。
俺は必要な項目と、その代金を書いていった。
食費:30,000円
家賃(水道代込み):41,500円
ガス代:2,500円
電気代:2,500円
インターネット代:3000円
国民年金保険料:16,490円
国民健康保険料:13,030円(一ヶ月あたりに換算)
住民税:約8,000円(一ヶ月あたりに換算)
ちなみに所得税はアルバイトや正社員の場合、
給料から天引きされるため、
入れていない。
そして、学生は雇用保険に入れないから、
雇用保険料もカット。
そうすると23歳の学生が、生きていくために必要なお金は
124,520円
最低でもざっと13万だった。
(13万かぁ~~)
まあ、多分何とかなる金額だろう。
次に俺はどんなアルバイトを始めるか考え始めた。
俺がアルバイトに求める条件は、
・月収13万以上(できれば15万)
・飲み会がない
・集団行動が苦手な俺でもできる
・周囲の人間が俺のことを放っておいてくれる
こんな感じだ。
しかし、
こんなアルバイト、
本当にあるのだろうか?
とりあえず
なかなかアイデアが出てこなかったので、
息抜きに散歩に行くことにした。
あの脳科学者の茂木健一郎さんも、
アイデアで行き詰まったら散歩しろ、
と言っていたくらいだからな。
(どこ行こうかなぁ~~)
俺は玄関を開け、
階段を降りていった。
一階のロビーを何気なく歩いていると、
自分のポストに
大きな封筒が入っているのを見つけた。
なんじゃこりゃ・・・?
封筒の差出人を見ると、
商工会議所、と書いてある。
(商工会議所?あっ、すっかり忘れてた!)
恐らく簿記の結果が帰ってきたんだろう。
俺は簿記の試験はすっかり受かったもんだと思っていたので、
結果のことを忘れていたのだ。
これで落ちてたら笑いもんだな。
封筒を恐る恐る開くと・・・、
合格証書が入っていた。
「やったぁ~~~!!!」
この時はめっちゃくちゃ嬉しかったなぁ。
なにせ、
初めて自分が掴んだ勝利
だったから。
その日はお祝いに
来来亭のラーメン・チャーハン・餃子セットを注文して食べた。
1000円くらいしたな。
こうして俺は起業までの長い道のりの第一歩を踏み出したんだ。
次回
今までの記事すべてが読める過去記事一覧はコチラ↓
このブログがあなたの成功に役立ちますように・・・。
蒼井空太
[…] 「簿記試験の結果」 […]