2016年8月。
当時大学4回生だった私は
地獄のどん底にいました。
集団行動が苦手なせいで、
研究室の人間関係はうまくいかず、
内定もゼロ。
毎日のように准教授から罵倒され、
ゾンビのような暗い表情で大学に向かう毎日。
母親にもそのことを話せず、
行き詰っていました。
ただただ生きづらい。
この生きづらさを誰にも打ち明けられない。
誰もわかってくれない。
そして、こんな思いを悶々と抱えたまま
嫌々大学に通っていた私に、
ついに限界が来てしまいました。
もうイヤだ。
大学、行きたくない・・・。
その日私は研究室にメールをして
1日だけ休むことにしました。
今日だけはあの准教授の顔を見なくていい
そう思うとすこし心がリラックスできました。
学校をサボった私は、
暇だったので、
なんとなく近所の明屋書店に寄ることにしました。
そこで吸い寄せられるようにして手に取った本が
神田昌典さんの書いた
という本でした。
そこに書かれてあったのは、
「自分の願いを紙に書いて朝晩眺めれば夢が叶う」
というものでした。
それまで私はガチガチの唯物論者でしたし、
読んだときは正直、
「ほんまかいな?」
と思いました。
しかし、そんな簡単なことで夢が叶うなら、
買ってもいいんじゃないか?
今の状況を打開できるなら、
アリなんじゃないか・・・?
そう考えた私は
藁にもすがるような気持ちで、
本をもってレジに並びました。
◇◆◇
帰宅するなり、私は貪るように
「非常識な成功法則」
を読みました。
そこに書かれてあったのは、
潜在意識という聞きなれないワード。
人間の心の奥底には、
潜在意識という壺のようなものがあり、
そこに常日頃から考えている思考や
感情がぽんぽん放り込まれているそうです。
そして壺の中でさまざまなイメージがごちゃ混ぜになり、
ポンと統合されたものが
現実世界に現れてくるそうです。
例えば、
毎日楽しいことを考えていれば
しばらくして楽しいことが現実に起こるし、
嫌なことを考えていれば、
その後不快なことが起こり続けるということ。
つまり、
普段の思考が時間差を経て現実になる
ということが書かれてあったのです。
私はそんなわけない、と考えたのですが
一瞬「まてよ」と思い直しました。
今自分が地獄のどん底にいるのに心当たりがあったからです。
私は毎日のように自分の将来を心配していました。
准教授に怒られるんじゃないか、
実験がミスるんじゃないかと
そればかり考えていました。
就活で全滅したら親になんて言われるか、
といつもビクビクしていました。
「あ、本当に思考が現実になってる」
すとんと腑に落ちた感じでした。
そこで私は
A4の白い紙を1枚取り出し、
「わたしは毎月100万円を稼いでくれる自動収入を手に入れることができた」
と書き留めました。
そこから1カ月と経たないうちに、
私はアフィリエイトと出会うことになったのです。
《終わり》
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